エンジンがかからない・かかりにくい!セルモーター交換の実際の明細書5件 修理代44,000円〜128,150円

セルモーターを交換した修理代が、キューブでは44,000円、トヨエースでは128,150円だった。どちらも当サイトが入手した実際の明細書に印字された額で、同じセルモーター交換の明細書がほかに3件ある。

5件を安い順に並べると・・・

5台の修理代

車種・型式 年式 走行距離 修理代(税込)
日産 キューブ(UA-BZ11) 2003年式※ 154,657km※ 44,000円
スバル インプレッサ(GH7) 2010年式※ 162,284km 44,583円
日産 デイズルークス(B21A) 2014年11月 73,464km 48,896円
日産 フェアレディZ(CBA-Z34) 2009年10月 208,169km 66,600円
トヨタ トヨエース(SKG-XZC605) 2012年3月 230,000km※ 128,150円

※は明細書を提供した人の申告による値(伝票の該当欄が隠れている、または空欄のもの)。印のないものは伝票の印字。

5件のうち4件が44,000円から66,600円のあいだに入り、トヨエースの128,150円が離れている。

何にいくらかかったか

セルモーターは、スターターモーターとも呼ぶ。伝票の品名は工場ごとに違い、下の表はその印字のまま載せている。

車種 セルモーターの品名(伝票の印字) 部品代 技術料 各行の金額
キューブ セルモーターリビルト品 27,500円 16,500円 税込
インプレッサ スターターモーター/リビルト 36,300円 7,700円 税込
デイズルークス モーターアッシースターター 26,600円 20,400円 税別
フェアレディZ セルモーター交換 リビルト 38,600円 21,000円 税別
トヨエース セルモーター(リビルト品) 84,500円 32,000円 税別

※部品代はセルモーター本体、技術料はその交換作業の金額。このほかに、デイズルークスはスターターリレー2,090円・300円の部品と日産カード会員特別値引き(技術料−2,040円・部品−2,899円)、インプレッサはウォッシャタンクのキャップ583円、フェアレディZはショートパーツ1,000円と値引き−55円の行がある。

5件のうち4件は、品名に「リビルト」の語が入っている。リビルト品は、使用済みの部品を分解して整備し直した再生部品のことである。デイズルークスの品名は「モーターアッシースターター」で、ASSY(組み立て済みの一式)で交換している。

各行の金額が税込の伝票と税別の伝票が混ざっているので、部品代と技術料の列は、そのままでは横に比べられない。上の表の修理代(税込)の列なら揃っている。

どこで直して、何日かかったか

車種 入庫先 入庫と出庫
キューブ ガソリンスタンド 2026年9月11日。同じ日
インプレッサ スバルのディーラー 2023年1月12日。同じ日
デイズルークス 日産のディーラー —(伝票は2025年12月19日付)
フェアレディZ 整備工場※ 2026年9月4日。同じ日
トヨエース 整備工場※ 6月20日入庫、7月4日出庫(年は申告で2026年)

※入庫先は申告による。

5件で揃っていないもの

同じセルモーター交換でも、5台は車の大きさも、入庫先も、時期も違う。軽自動車のデイズルークス、トラックのトヨエース、残る3台は乗用車。ディーラーが2件、整備工場が2件(申告)、ガソリンスタンドが1件。伝票の日付は2023年1月から2026年9月まで開いていて、税の書き方も2通りある。

トヨエースは部品代84,500円・技術料32,000円と、どちらも5件の中でいちばん大きい。ただ、5台はここに書いたように何通りにも違っているので、どれが金額の差を作ったのかは、この5件からは決められない。

1台ずつの明細書

キューブ(UA-BZ11)44,000円
買い物の帰りにエンジンがかからなくなり、JAFを呼んだが直らず、レッカーで運ばれた(申告)。伝票の3行はどれもセルモーターの行で、入庫したその日に出庫している。
→ キューブ BZ11 エンジンがかからない!セルモーター(リビルト品)交換 修理代44,000円

インプレッサ(GH7)44,583円
申告の症状は「エンジンがかかりづらい」「異音がする」。技術料は「スターターモーター 脱着・交換」の1行で7,700円、部品のリビルト品36,300円が修理代の8割を占める。同じ伝票にウォッシャタンクのキャップ583円が入っている。
→ インプレッサ GH7 エンジンがかかりづらい・異音がする!リビルトのスターターモーター交換 修理代44,583円

デイズルークス(B21A)48,896円
伝票の作業内容欄に「エンジン始動不良」「スターターモーター、リレー不良」とある。部品の行にはスターターリレーも入っていて、日産カード会員特別値引きが技術料と部品代の両方に1行ずつ付いている。
→ デイズルークスB21A エンジンがかからない!スターターモーターASSY交換の修理代は48,896円

フェアレディZ(CBA-Z34)66,600円
申告の症状は「エンジン始動時に電飾系は点灯するが、エンジンが始動しなくなった」。伝票の走行距離は208,169km。セルモーターの行に部品38,600円と技術料21,000円が並び、入庫も出庫も2026年9月4日である。
→ フェアレディZ Z34 エンジンがかからない!セルモーター交換(リビルト) 修理代66,600円

トヨエース(SKG-XZC605)128,150円
明細の1行目に「※エンジンかからない → セルモーター不良」と印字されている。技術料32,000円の行は、数量欄が4.0である。
→ トヨエースXZC605 エンジンがかからない!セルモーター(リビルト品)交換の修理代は128,150円

かからない・かかりにくいで入庫して、直したのはセルモーター以外だった例

エンジンがかからない、かかりにくいという入庫でも、交換や修理をしたのがセルモーターではなかった例が、当サイトが2015〜2016年に掲載した修理事例にある。6件を並べる。

車種(型式) 記事に書かれた症状 直したところ 修理代
フィット(DBA-GK3) ブレーキを踏んでスイッチを押しても、スターターが回らない ブレーキスイッチ(ストップ&クルーズスイッチ)交換 4,924円
ワゴンR(LA-MC22S) バッテリーが上がってエンジンがかからない。バッテリーを替えても、また上がった 今は使っていないエンジンスターターの受信機配線を取り外し、バッテリーを充電 9,000円
bB(TA-NCP30) セルモーターの回転が弱くなり、そのまま乗っていたらバッテリーが上がった 緩んでいたベルトの張りを調整し、バッテリーを充電してバッテリー液を補充 10,908円
タントカスタム(ABA-L350S) しばらくセルモーターを回さないとエンジンがかからない スパークプラグ・エアクリーナー・バッテリー交換 31,752円
アコード(E-CA1) セルモーターを回してもエンジンがかからない 燃料ポンプ・フューエルストレーナー交換、バッテリー充電 47,000円(概算)
RX-8(LA-SE3P) セルは回るが、エンジンがかからない プラグ・プラグコード・イグニッションコイル交換、圧縮改善処置 47,628円

※金額は各記事に書かれたままの額。bBとタントカスタムは消費税額を含む(808円・2,352円)と書かれ、フィットとワゴンRは税込と書かれている。アコードは概算で、RX-8とあわせて税の扱いは記事に書かれていない。

各記事はこちら。

直す?それとも乗り換える?の判断ポイント

走行73,464kmのデイズルークスは48,896円、230,000km(申告)のトヨエースは128,150円だった。同じセルモーターの交換でも、払った額も、その車がそれまでに走ってきた距離も、5台でばらばらである。

セルモーター交換の見積りが出たら、その合計を上の表に置いてみる。128,150円のトヨエースに近いのか、4万〜6万円台の4台に近いのか。どちらに近いかで、いまの車に残っている価値と比べたときの重さは変わってくる。

この修理代を払って乗り続けるか、乗り換えるか。

今の愛車に、いくらの値が付くのか確認してから、検討するのも良いと思います。

先に修理をしてしまうとその修理代は戻ってきませんので検討は慎重に行いましょう。買い取り業者の多くは、自前や提携の工場で修理します。そのためあなたが払った修理代が買取額にそのまま乗るような評価はしてくれません。。直した直後に手放すことになれば、その差額分を損することになってしまいます。

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※本記事の金額は、当サイトが入手した実際の整備明細書5件(2023年1月〜2026年9月の伝票)と、当サイトが2015〜2016年に掲載した修理事例6件に書かれた額です。いずれも1件ごとの事例で、同じ車種・同じ症状でも、整備工場や部品の選び方によって金額は変わります。正確な診断と見積りは整備工場でご確認ください。

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