セレナ HFC26 不具合の申告ランキング|国交省に寄せられた517件、1位はオルタネーターの180件

エンジンルームから「ガラガラ」「ウィーン」と音がする。セレナ(HFC26)について国土交通省に寄せられた不具合の申告517件で、いちばん多いのは、発電機(オルタネーター)のこうした異音や故障の申告で、180件あります。

180件のうち81件は、2021年の1年間に受け付けられています。2位はCVT(無段変速機)の不具合で131件。この2つで申告全体の6割を占めます。HFC26は申告件数が型式別で2番目に多く、セレナはGFC27もあわせて2つの型式が不具合の申告が多い車 型式別ランキング トップ10に入っています。

発電機とCVTのほかに多かった申告は・・・

セレナ HFC26で多かった申告 上位5

順位 申告の中身 件数 受付(最初〜最後)
1 発電機(オルタネーター)の異音・故障 180件 2018年1月〜2025年1月
2 CVT(無段変速機)の不具合(振動・変速不良・走れなくなるなど) 131件 2014年5月〜2026年6月
3 走行中にノッキングのような振動・ガクガクが出る(発進や低速の加速のときなど) 40件 2015年12月〜2025年9月
4 ボディの塗装がはがれる 34件 2017年12月〜2025年12月
5 エアコン・冷却系の不具合(冷えない・冷却ファンが回らずオーバーヒート・コンプレッサーの不良でエンストなど) 28件 2014年5月〜2025年9月

ここでの件数は、ユーザーが申告した数です。セレナの台数で割った数ではないので、ほかの車より壊れやすいかどうかは、この表からは分かりません。申告に書かれた部品名や原因も、確かめられたものではありません。

1位〜5位の申告

1位 発電機(オルタネーター)の異音・故障(180件)

申告文では、オルタネーター・発電機・スタータージェネレーター・ECOモーターなどの名前で書かれています。

オルタネーターの不良により、ガラガラと大きな異音が出るようになった。(2018年10月受付)

発電機から異音が出始め、エンジンが急にストップした。(2020年10月受付)

受付は2021年が81件、2022年が50件です。HFC26を対象に含む発電機の届出には、次のものがあります。

  • 2023年1月27日・リコール(届出番号5269):アイドリングストップ付スマートシンプルハイブリッド仕様車のECOモータで、内部のベアリングのシールの仕様が不適切なため、シールの性能が足りず、異物が入るとベアリングが破損して異音が出ることがある。そのまま使うと、ECOモータが故障してエンジンが止まるおそれがある

発電機の修理代は、C26セレナのスタータージェネレーター(オルタネーター)の記事にまとめています。

2位 CVT(無段変速機)の不具合(131件)

申告文に「CVT」「変速」「ミッション」「トランスアクスル」のどれかの語がある申告を、すべてここに数えました。

CVTの不良により、発進時にアクセルペダルを踏み20~40km/hなるとノッキングを起こし「ガガガガ」と車体が振動をおこす。(2022年4月受付)

走行中にエンジンが空ぶかし状態で速度が出なくなった。ディーラーに持って行ったところ、CVT不良と診断された。(2022年8月受付)

131件のうち119件は、2020年以降の受付です。HFC26を対象に含むCVTの届出には、次のものがあります。

  • 2020年7月2日・リコール(届出番号4770):CVTの制御プログラムが不適切なため、変速のしくみであるスチールベルトに傷がつくものがあり、そのまま使うと、最悪の場合、スチールベルトが破損して走行できなくなるおそれがある

3位 走行中にノッキングのような振動・ガクガクが出る(40件)

2位と似た症状ですが、申告文にCVTや変速機の語が無いものを分けて数えました。

時速30kmに到達する頃にノッキングの様な振動が生じる。(2021年9月受付)

40件のうち17件は、2021年の受付です。3件は、申告文の中でCVTのリコール(届出番号4770)に触れています。

4位 ボディの塗装がはがれる(34件)

パールホワイト色塗装の車で、手洗い洗車時に4か所の塗装が同時に剥がれた。(2020年11月受付)

はがれた場所は、ボンネット・ピラー(窓の柱)・屋根などです。34件のうち31件が2020年から2023年の受付で、13件は塗装の色として白やパールと書いています。色ごとの台数が無いので、色とはがれやすさの関係は言えません。

5位 エアコン・冷却系の不具合(28件)

ラジエーター用電動ファンモーター故障により、アイドリング中にエアコンが効かず、オーバーヒートする。(2023年10月受付)

エアコンが冷えない、ラジエーターの電動ファンが回らない、エアコンのコンプレッサーの不良でエンジンが止まった、ラジエーターから冷却水が漏れた、という申告をまとめています。

届出の対象かを確かめるには

届出5269・4770の対象になるかは、1台ずつ車台番号や仕様で決まります。上の届出は同じ装置のものを並べただけで、申告の1件ずつが対象の車だったかは示していません。車台番号から確かめたいときは、メーカー(日産)か販売会社に問い合わせるよう、国土交通省のリコール情報検索で案内されています。

発電機やCVTの修理代がかさむときは、直して乗り続けるか、車にどれだけ価値が残っているかとあわせて考えることになります。

この修理代を払って乗り続けるか、乗り換えるか。

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先に修理をしてしまうとその修理代は戻ってきませんので検討は慎重に行いましょう。買い取り業者の多くは、自前や提携の工場で修理します。そのためあなたが払った修理代が買取額にそのまま乗るような評価はしてくれません。。直した直後に手放すことになれば、その差額分を損することになってしまいます。

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まとめ

  • HFC26の申告517件のうち、いちばん多いのは発電機(オルタネーター)の180件。2021年だけで81件
  • 2位はCVTの不具合131件。3位は、CVTの語が無い走行中の振動40件
  • 発電機とCVTには、HFC26を対象に含むリコールの届出がある(5269・4770)
  • 申告の数で、壊れやすさの比較ではない

出典

数え方

  • HFC26(「DAA-HFC26」の規制記号を外したもの)の申告517件を、当サイトで1件ずつ読んで分けました。国土交通省の「不具合装置」の区分は、中身と合わないものがあるため使っていません
  • 発電機の項目には、「ECOモータからと推定される異音」のように、申告した人の推測として書かれたものも入れています
  • 1件の申告は、中心の症状の項目に1回だけ数えました。上の5項目で重なって数えたものはありません
  • 申告の例は英数字を半角にしただけで、文は公開されているとおりです。オルタネーター・CVTなどの部品名も申告に書かれた言葉です

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