レジアスエース 異音に注意!オルタネーター ウォーターポンプ等交換
車種:トヨタ レジアスエース
型式:KR-KDH205V
年式:平成19年4月
走行距離:286,540km

症状:
エンジン音にまざって異音がする、エンジン回転の上昇とともに異音も変わる。明らかにエンジンの各補機類のベアリングの摩耗音である、まずファンベルトをはずしてみる、音がでなくなるのでタイミングベルト関係ではなさそうだ。エアコンかオルタネーターかアイドラベアリングのどれか、もしくはテンショナーのどれかになる。単体で手で回転させ確認をする、ところが手で回転したぐらいではどれも正常に聞こえる、もう一度ファンベルトをつけて聴診器をあてて音を確認するとオルタネーターのプーリーから異音が聞こえる
原因はオルタネーターのクラッチであった。
掛かった修理代は・・・
135,190円!
整備内容:
原因はオルタネーターだが、30万km手前なのでウォーターポンプ、アイドラーベアリング、ベルトテンショナー、タイミングベルト、ファンベルト、そしてオルタネーターをリンク品で交換する。
交換部品:
オルタネーターASSY
見修理費用(工賃、部品):
- ウォーターポンプ取り替え 工賃 35,100円
- ウォーターポンプ 部品 11,800円
- クーラント 9,000円
- タイミングベルト 3,420円
- テンショナー 3,350円
- アイドラー 4,420円
- ファンベルト 6,300円
- ファンベルトテンショナー 26,200円
- アイドラプーリー 5,500円x2 11,000円
- オルタネーターリンク品 24,600円
修理代合計135,190円
【追記】ベルトを外して音が消えても、原因がベルトとは限らない
この記事の切り分けは、いま読み返しても要点がはっきりしている。ファンベルトを外したら音が消えた——ここでタイミングベルト側の可能性が消え、ベルトで回されている補機のどれかに絞り込まれた。そのうえで聴診器を当て、オルタネーターのプーリーにたどり着いている。
ここで確認しておきたいのは、「ベルトを外すと音が消える」は、ベルトが原因だという意味ではないということである。ベルトを外せば、そのベルトが回している部品は全部止まる。音が消えたのは、原因の部品が回らなくなったからかもしれない。
その後、同じ「エンジンルームからの異音」で入庫した別の車の整備明細書を入手した。ホンダ HR-V(GH2)、走行369,320km。こちらで交換されたのは、オルタネーターとは反対側の部品だった。
同じ異音で、135,190円と42,215円
| レジアスエース(この記事) | HR-V GH2(入手した明細書) | |
| 走行距離 | 286,540km | 369,320km |
| 交換した主な部品 | オルタネーター、ウォーターポンプ、タイミングベルト、テンショナー類 | Vベルト3本+クランクプーリ |
| 金額 | 135,190円 | 42,215円 |
3.2倍の開きがある。どちらも30万km前後まで走った車の、エンジンルームの異音である。
差がついた理由ははっきりしている。レジアスエースは「30万km手前だから」とまとめて交換しているのに対し、HR-Vはベルトとクランクプーリに絞っている。原因そのものの差というより、どこまで一緒に替えるかの差である。
クランクプーリは「ベルトを回している側」の部品
HR-Vで交換されたクランクプーリは、エンジンのクランクシャフトの先端に付いてベルトを回している側の部品である。オルタネーターやウォーターポンプが回されている側なのとは逆になる。
このプーリーの多くは、内側の金属と外側のプーリー部の間にゴム(ダンパー)を挟んだ二重構造で、このゴムが経年で硬化し、接着が剥がれてくる。整備の解説では、初期症状は「キュルキュル」という音で、ベルト鳴きと酷似していて勘違いしやすいとされている。ベルトの張りが正常で劣化も見当たらないのに鳴く場合は要注意だという。
レジアスエースの「回されている側」も、HR-Vの「回している側」も、どちらもベルトそのものではない。共通しているのは、ベルトが繋いでいる部品のほうが壊れていた、という点である。
異音でベルトを疑うのは自然な流れだが、ベルトを替えて直らなかった場合、次に見る場所はその両側にあるということになる。
参考にした情報源
※【追記】以降のHR-Vの金額は、入手した実際の整備明細書1件に記載された額です。同じ症状でも、車種・整備工場・どこまで同時に交換するかによって金額は変わります。