バモス ATミッション滑りに注意!原因は水混入?【掛かった修理代】
車種: ホンダ / バモス
型式: ABA-HM1
年式: 平成18年9月
走行距離: 105,000km

症状
夜間に激しい降雨の有った翌日に症状が発生。発進時力が無く走行中もエンジンが空転し、ATミッションの滑りが発生し、やがて走行不能に至った。
走行不可能状態から約2時間経過後の冷機状態になってから、辛うじて走行可能となった。
掛かった修理代は・・・
135,345円!
整備内容
走行可能状態の時にストールテストを実施すると、直ちにATミッションの滑りが発生し走行不可能状態に戻った。
ATF(オートマチック・トランスミッション・フルード)をレベルゲージで確認するとシャバシャバに白濁しており、水混入が一目で判別出来、油圧等の計測をするまでもなくミッション内部の不具合が断定可能な状態であった。
通例ATミッション内への水混入は、ラジエータ~オイルクーラー間のパンクであるが、事故歴等なくその原因の究明へと進んだ。
ラジエータ液減り及びラジエータ内へのATF混入跡なし。オイルクーラーホースからエアブローしてもラジエータ液側に吹き返しはなかった。つまりラジエータのパンクはない。
ATミッションの外観を注意深く観察したところ、三分割でボルトで組み付けられているケースの内の、中央のトランスミッションケースと後方のRサイドカバー間のパッキンがずれてちぎれ、はみ出していることが目視で確認出来た。ATミッションへの水侵入部位はこの位置からと判定し、またちぎれたパッキン部から水が入るのであれば、その横のブリーザーパイプからも侵入しているであろうと考察した。
この車両の駆動方式は後輪駆動の2WD・3AT、ミッドシップレイアウトの横置きエンジンで、リヤフロアーの下部にエンジンとミッションが配置されている。
しかし地面を叩きつけるような激しい雨の路面からの跳ね返りと、水没には至らずとも多少の水溜り走行があったことを推測させる。
パッキンがちぎれている箇所は、1速クラッチフィードパイプのOリング横であり、この回路から1速クラッチへ本来油圧を供給するが、1速クラッチ圧のリークにより3速発進となり、ATミッションの滑りへと拡大して行ったと解釈出来る。
その年式から最小限の費用での修理方法を選択する必要性が有ったため、地道に腕を揮う整備を実行、バルブボディの分解洗浄修正とクラッチディスク・クラッチピストンの交換を含むATミッションのオーバーホール、ラジエータは洗浄、トルクコンバータは中古品を使用の対応を採り、整備作業を完了させた。
交換部品
クラッチディスク、クラッチプレート、クラッチピストン、ガスケットキット、ATF、
トルクコンバーター リユース品
修理費用(工賃、部品代)の内訳
|
部品名 |
単価(円) |
数量 |
金額(円) |
交換工賃(円) |
|
ATミッション オーバーホール |
一式 |
68,800 |
||
|
クラッチディスク |
1,200 |
7 |
8,400 |
|
|
クラッチプレート |
490 |
7 |
3,430 |
|
|
クラッチピストン |
3,170 |
3 |
9,510 |
|
|
ガスケットキット |
8,050 |
1 |
8,050 |
|
|
ATF |
1,150 |
6.2 |
7,130 |
|
|
トルクコンバーター リユース品 |
20,000 |
1 |
20,000 |
|
|
部品代合計 |
56,520 |
|||
|
交換工賃合計 |
68,800 |
修理代合計(税込):135,345円
この修理代を払って乗り続けるか、乗り換えるか。
今の愛車に、いくらの値が付くのか確認してから、検討するのも良いと思います。
先に修理をしてしまうとその修理代は戻ってきませんので検討は慎重に行いましょう。買い取り業者の多くは、自前や提携の工場で修理します。そのためあなたが払った修理代が買取額にそのまま乗るような評価はしてくれません。。直した直後に手放すことになれば、その差額分を損することになってしまいます。
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