ステップワゴンのオートエアコンが壊れて風すら出ない原因と修理費用

車種:ホンダ / ステップワゴン
型式:DBA-RG1
年式:H20年
走行距離:6.4万キロ

ステップワゴン オートエアコンの故障

ステップワゴン(RG1)のオートエアコンが効かないと言う症状

オートエアコンのシステムが作動せず、スイッチを入れても吹き出し口からは風すら出て来ません。
猛暑であるにも拘わらず冷風が出て来ないのみならず、冷暖房ともに機能しないと言うことです。

 

掛かった修理代は・・・

12,840円!

 

ステップワゴンRG系でオートエアコン・システムが作動しなかった原因

システムの何が作動しないかを説明すると、コンプレッサー・コンデンサーファン・ブロアファンモータです。
オートエアコン・コントロールユニットは自己診断機能を備えています。
故障コードは外部診断機で確認することができます。
コンピュータが記憶している故障コードの内容は、【ブロアモータのロック】でした。
ブロアモータが回転しないとオートエアコン・コントロールユニットは、コンプレッサー・コンデンサーに駆動信号を出力しません。

ブロアモータの回路の構成は、12Vバッテリ→40Aヒューズ→ブロアモータリレー→ブロアモータ→パワートランジスタの順で、パワートランジスタの箇所で回路が枝分かれしており、オートエアコン・コントロールユニットがパワートランジスタへ信号電圧を入力する回路と、パワートランジスタからボデーアースに電流を流す回路に分岐しています。
ブロアモータの駆動の断続には、パワートランジスタ(電子スイッチ)が用いられており、モータ駆動のアース回路となっています。

そしてオートエアコン・コントロールユニットからパワートランジスタへの信号電圧の変化によって、モータの回転が変化します。

回路点検を進めて行った結果、ブロアモータの駆動アース線を、パワートランジスタを介さずにボデーアースに短絡させるとモータが回転したことから、パワートランジスタの不良と判明しました。
ここで注意を要するのは、パワートランジスタがなぜ壊れたかです。
ブロアモータケースの上部には、ちり・ほこり・粉塵などを集塵して、脱臭機能をもつエアコンフィルタが装備されています。

交換時期は1年もしくは15000kmですが、長期間交換しないとフィルターが詰まることでブロアモータの風量が少なくなり、その結果パワートランジスタが冷却されず損傷に至ります。
現車の整備歴の確認結果、2年間交換されていませんでした。
今回の故障のそもそもの原因は、エアコンフィルタの詰まりでパワートランジスタがダメージを受けたことになります。

同じ・似た症状のケース解説

では、ブロアモータが原因でパワートランジスタが壊れた事例をご紹介しましょう。
機種はオデッセィで、型式がDBA-RB1、平成19年式です。
症状内容はコンプレッサー・コンデンサーファン・ラジエータファン・ブロアモータが作動せず、オートエアコン・システムが機能しないです。

パワートランジスタ交換で故障は解消しましたが、翌日再発しました。
確認すると、再度パワートランジスタが損傷していました。
エアコンフィルタの詰まりはないことから、ブロアモータの何らかの不具合で、パワートランジスタがダメージを受けた可能性が高いと推測しました。

現車と新品のブロアモータを比較すると、現車は手感で回転が重く、モータの作動電流を計測すると、新品は2.6Aであるのに対し、不具合の発生しているモータは4.6Aでした。
やはりブロアモータの影響でパワートランジスタが損傷し、オートエアコンの故障が発生しました。
再度パワートランジスタの交換とブロアモータの交換で不具合は解消しました。

この場合の修理費用は、
ブロアモータ 部品代:16,000円 交換工賃:3,200円
パワートランジスタ 部品代:4,970円 交換工賃:5,600円
修理代合計:29,770円となります。

このように、パワートランジスタ・ブロアモータ・エアコンフィルタの三者は、お互いへの影響度が高い、密接な関係性を持っています。

整備、修理内容

お話しはステップワゴンの修理内容に戻ります。
オートエアコン・システムの作動不良は、パワートランジスタとエアコンフィルタの交換で解消しました。
このように、パワーMOS-FETあるいは電界効果トランジスタと呼ばれる、スイッチング素子であるパワートランジスタのトラブルは、過電圧の環境条件におちいった時に破壊するケースの比率が高く、隣接する部品の状態に細心の注意を払うことが重要です。
具体的に部品名を挙げると、エアコンフィルタとブロアモータの状態です。
ですから、この回路の故障診断時は、アンテナを高く張りめぐらすことを忘れてはなりません。

修理費用(工賃、部品代)の内訳

  • パワートランジスタ 部品代 3,340円
  • 交換工賃 2,400円
  • エアコンフィルタ 部品代 5,500円
  • 交換工賃 1,600円

 

修理代合計:12,840円

この修理代を払って“乗り続ける”か?

それとも、

“車を乗り換える”か!?・・・

さて、修理の規模は大から小までありますが、

この「愛車の修理」のタイミングで
知っておかないと
“大損”するかもしれないことが・・!

それは・・・

 

 

車は修理するだけで、損をする!?

 

車は、修理しても“払った代金”以上に、
“車の価値”が上がることはないので、

車を手放すのは、
「修理前」のタイミングがベスト!

なぜなら、
車を買い取る業者の多くは、

故障している買い取り車の修理を
自前、又は提携先の工場で行えるため、、

あなたがディーラーや整備工場などに依頼し
“工場の利益を載せて”払う修理代金よりも
安く直すことが出来ます。

なので、あなたが修理代に加えて手間を払い
車を修理に出したとしても、

車の価値(買取額)に反映されるのは、
払ったものに比べれば、

ほんのわずか”となってしまいます。

そして、結局すぐ売ることになったのであれば、
その修理費用の差額分を損
するわけです。

修理によっては、
数万~数十万円なんてことも!

私も昔・・・

乗っていた車のエアコンが急に壊れ、
大急ぎで近くの車屋に
診てもらったことがあったんです。

コンプレッサーなどの交換が必要だよ」と言われ、

こんな暑い中、一刻も早くと思い、

深く考えもせず、すぐに修理を依頼したんです。

その時は、総額15万円近くの
修理代金を払いました。

 

しかし、コンプレッサー特有の症状が再発・・!

1ヶ月も経たないうちに
再度、同じ修理をしなくては
いけなくなったんです!(泣)

結局、いろいろ古くなっていたので

修理は諦め、
車の買取をその車屋に依頼すると、

10万キロも超えてるし、
ほとんど値段はつかないよ。

と言われてしまいました・・・。
結局、その車屋には売りませんでしたが。

あなたは、愛車にあとどれぐらい乗りますか。

“どうしても長く乗り続けたい”というのであれば、
修理を選択するのがベストでしょう。

ただ、今少しでも

そろそろ“車を乗り換える”かも・・・

ということが頭の片隅にでもあるのであれば、
その修理をしてしまう前に、

まずは現在の“愛車の価値”を知り、
今すぐ、乗り換えもしっかり検討すること!

過去の私のような失敗だけは
絶対にして欲しくないものです。

さて、値段がつかないよと
言われていた私の車でしたが、

その後、ネットで査定してもらったところ、
結局、35万円の高値がついて売ることが出来ました!

ネット査定を使えば

無料で今すぐ査定できて

愛車が今「いくらで売れるのか
知ることができて便利です。

愛車の価値を知っていれば、
常に正しい選択ができます。

あの時、買い叩かれなくて、
ホントに良かった・・。

査定結果を見れば、
次の車の選択肢も広がりますよ♪

 

そのネット査定はこちら↓

 

 

 

 

 

 

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