N-BOX JF4 警告灯がいくつも点灯!イグニッションコイルとスパークプラグを3本ずつ交換 修理代51,230円
車種:ホンダ / N-BOX
型式:DBA-JF4 年式:2018年5月(初度登録) 走行距離:142,728km
入庫:整備工場 / 2026年7月

実際の整備明細書より(個人情報・整備工場名の記載部分は除いています)。画像をタップすると拡大できます
状況:メーター内の警告灯が、いくつも点いた(症状は、明細書を提供した本人の申告による)。運転していて気になることは無かった、という。整備工場の診断機にかけて、イグニッションコイルの不良と分かった(申告)。伝票の作業内容の欄には「一般整備(軽)」「エンジン不調修理」「イグニッションコイル・プラグ交換」の3行が並んでいる。
走りに違和感が無いまま、点火系の部品を3本ずつ替えることになった。その修理代は・・・
51,230円!
51,230円の中身を分解する
伝票の合計欄は、技術料・部品・消費税の3つに分かれている。
| 区分 | 金額 |
|---|---|
| 技術料合計 | 10,000円 |
| 部品合計 | 36,573円 |
| 整備小計 | 46,573円 |
| 一般消費税 | 4,657円 |
| 御請求額 | 51,230円 |
技術料は10,000円の1行だけで、「イグニッションコイル・プラグ交換」の行に付いている。税抜46,573円のうち部品が36,573円で、8割近くが部品代だ。
部品の行は3つある。
| 使用部品名 | 数量 | 単価 | 金額 |
|---|---|---|---|
| イグニッションコイル | 3.00 | 9,300円 | 27,900円 |
| スパークプラグ | 3.00 | 2,850円 | 8,550円 |
| オイル交換(券) | 3.00 | 41円 | 123円 |
| 部品合計 | 36,573円 |
金額の大半はイグニッションコイルの27,900円で、これ1つで請求額の半分を超える。スパークプラグが8,550円、「オイル交換(券)」の行が123円。3行を足すと36,573円で、部品合計と一致する。
「3個ずつ」なのは気筒数
イグニッションコイルもスパークプラグも、数量が3.00になっている。
伝票の車両欄には、型式 DBA-JF4 と並んで「原動機型式 S07B」が印字されている。ホンダの主要諸元表(2018年4月版)では、型式 DBA-JF4 の欄でこの S07B が水冷直列3気筒とされている。イグニッションコイルとスパークプラグは1気筒に1本ずつ付く部品なので、3気筒なら3本ずつ要る。数量の3.00はそこから来ている。
自分の伝票でも、車両欄に原動機型式が印字されていれば同じ照合ができる。
型式「JF4」について、国に寄せられている報告を確かめた
国土交通省が公開している不具合の申告データを、型式の「JF4」の部分で抜き出した(2026年6月9日受付分まで・全72件)。装置の区分ではなく、72件すべての申告文を読んで数えている。
エンジンの警告灯、または走行中の失速・失火に触れる申告は21件あった。「PGM-FI警告灯」「エンジンチェックランプ」の点灯・点滅と、「坂道で吹けなくなり」「アクセルペダルを踏んでも加速しない」といった文言が並ぶ。このうち「失火」の語があるものが7件。
この21件とは別に、点火系の部品の交換に触れる申告が1件ある。今回の伝票に最も近いのはこれだ。
低速低回転時に車が息継ぎしながら進む。プラグ、イグニッションコイルを3本交換したが改善しない。(受付2023年5月・初度登録2019年9月・51,500km)
これは利用者からの申告であって、原因が確かめられた記録ではない。ただ、部品の数え方が今回の伝票と同じ「3本」で、点火系の交換がこの型式で実際に行われている例として置いておく。
余談だが、点火系とは別に、窓ガラスが閉まらない・落ちる・異音がする、という申告が11件あった。
リコールも確かめた。国土交通省のリコール届出一覧に、届出日 令和7年1月31日・届出番号5613(本田技研工業)として、不具合の部位「原動機(排気ガス再循環装置)」の届出があり、対象型式に DBA-JF4 が含まれている。届出の部位は排気ガス再循環装置(EGR)で、今回の伝票にある点火系の部品とは別のものだ。対象かどうかは車台番号で決まるので、自分の車については車台番号で調べられる。
判断ポイント:8年2か月で142,728km
この車は初度登録が2018年5月、入庫が2026年7月で、8年2か月のあいだに142,728km走っている。年に直すと約1.75万kmのペースだ。
今回の51,230円は、それだけで車を手放す判断になる額ではない。ただ、この距離の軽自動車を同じペースで乗り続けるなら、これから先も部品の交換は続く。伝票には次回車検日 R9.5.11(2027年5月11日)の印字があり、入庫から9か月あまり先にある。年1.75万kmのペースなら、そこまでにさらに1万4千km前後を走る計算になる。
「今回の5万円を払って直す」ことと「この距離の車にこれから何を払うか」は別の話だ。走行距離が15万kmに近づいているなら、今回の修理代だけでなく、いまの車にどれだけの価値が残っているかも含めて考えておくとよい。
この修理代を払って乗り続けるか、乗り換えるか。
今の愛車に、いくらの値が付くのか確認してから、検討するのも良いと思います。
先に修理をしてしまうとその修理代は戻ってきませんので検討は慎重に行いましょう。買い取り業者の多くは、自前や提携の工場で修理します。そのためあなたが払った修理代が買取額にそのまま乗るような評価はしてくれません。。直した直後に手放すことになれば、その差額分を損することになってしまいます。
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参考にした情報源
- ホンダの主要諸元表(2018年4月版):型式 DBA-JF4 の原動機型式 S07B の気筒数
- 国土交通省の自動車不具合情報を、型式の「JF4」で抽出・加工して作成(受付日2026年6月9日までの分)
- 国土交通省 リコール届出一覧表(届出日 令和7年1月31日・届出番号5613・本田技研工業)
※本記事の金額は、実際の整備明細書1件にもとづく事例です(2026年7月入庫時の額・税込)。同じ型式・同じ作業でも、車の状態や工場によって金額は変わります。
タグ:イグニッションコイル, スパークプラグ, 警告灯
